事故報告書を「その日のうちに」提出すべき理由
事故発生後の現場は混乱しています。被害者の救護・家族への連絡・警察・救急対応に追われ、報告書の作成は後回しになりがちです。しかし、事後的な記録は必ず「証拠力」が落ちます。
元請け・発注者への報告書提出や、労働基準監督署への届出(死亡・休業4日以上は法的義務)に備えるためにも、このツールでその場でスマホからでもすぐに記録しておくことを推奨します。
⚠️ 法的報告義務について
- 死亡・休業4日以上:遅滞なく「労働者死傷病報告(様式第23号)」を労働基準監督署へ提出
- 休業1〜3日:四半期ごとにまとめて提出(様式第24号)
- 提出義務を怠ると「労働安全衛生法第100条」違反となり罰則の対象
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事故報告書の書き方ポイントとNG例
✅ 良い書き方
- 「午前10時30分頃、3階南側足場上で型枠工Aが転倒した」(事実のみ)
- 「当該箇所の足場板が固定されていなかった」(原因を具体的に)
- 「バイタル:血圧120/80、脈拍76、意識清明」(数値で記録)
❌ やりがちなNG
- 「不注意で転んだようだ」(推測・憶測)
- 「軽い怪我なので大丈夫だと思う」(判断を含む)
- 「人手不足でなかなか見れなかった」(言い訳を記載)
📝 記入例(転倒事故)
【事故内容の記入例】
令和〇年〇月〇日 午前10時30分頃、○○マンション新築工事現場3階南側の外部足場上で型枠大工A(30代・○○工業所属)が、資材を運搬中に足場板の段差に躓き転倒した。右手首を庇おうとして手をついた際、右橈骨に骨折を負った。同僚Bが直ちに発見し現場監督Cへ報告、119番通報し△△病院へ救急搬送した。意識は終始清明。