TBM(ツールボックスミーティング)とは

毎日朝礼で5分で実施する「安全スピーチ」。労働安全衛生法で推奨され、500社以上の建設・運送・製造業が導入。

1. TBMの定義と由来

Tool Box Meeting(ツールボックスミーティング)とは、建設現場や製造ラインなどの職場において、作業開始前の朝礼時に作業員が工具箱(ツールボックス)の前に集まり、5〜10分程度の短い時間で実施する安全打ち合わせのことです。

2. TBM活動の目的と重要性

TBM(ツールボックスミーティング)は、作業開始前に短時間で危険箇所やその日の作業手順を確認する活動です。厚生労働省が推進する労働災害防止対策の一環として、多くの建設・製造現場で取り入れられています。

参考:厚生労働省「職場のあんぜんサイト」等、公的機関が公表する労働災害防止に関する情報を基に構成しています。実施効果は現場の運用状況により異なります。

項目 具体的な内容
主な目的 作業開始前の危険要因(KY)の洗い出し、安全対策の周知、健康状態の確認、指示伝達。
期待される効果 ヒューマンエラーによる労災事故の防止、現場作業員の安全意識向上、指示ミスや手戻りの削減。

3. TBM実施の5ステップ

効果的なTBMを行うために、以下の5つのステップを意識して進行します。

1
その日の作業内容を説明する

本日の作業場所、手順、使用する工具や機械、人員配置を職長から説明します。

2
危険要因を予測し洗い出す(KY活動)

「もし作業中に〇〇が発生したら、どういう危険があるか?」を作業員全員で具体的に予知し合います。

3
具体的な安全対策を決める

予測した危険要因に対して、保護具(ハーネスなど)の着用や手順の確認など、具体的な安全対策を決定します。

4
役割分担と健康状態を確認する

監視員などの配置を確認し、作業員の体調、睡眠状態、二日酔いがないかを確認します。

5
TBM記録票に記録・保管する

ミーティングで決定した危険予知、指示事項、参加者の署名を記録票に残し保管します。これは元請けや労基署への実施の証拠書類となります。

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